空中帝国エルドラドって?


遥か昔、神々により星々が作られた時代。
神の王は神見習いの天使サハクィエルに一つの星を与えました。
サハクィエルの命が吹き込んだ星にはやがて大地に水が潤い、緑が育み、生き物が誕生し、その星の美しさの保持のために見張り番として人間が誕生しました。
小さかった陸は次第に大きくなり、月日が経つに連れいくつかの国が誕生しました。
善き心から邪な心も生まれ、いつしか人は与えられた役割を忘れ、国同士の争いを始めるのでした。
その邪な力は次第に拡大し、塊となり、ついには破滅と絶望を生き甲斐とする邪心の天使を生み出してしまったのです。
その天使により美しかった世界は寂れ腐り、生きとし生けるものの命を奪いました。
サハクィエルは頭を抱え悩みました。
彼だけではその壮絶な力を抑え切れなかったからです。
そこでセドナと呼ばれる己の分身を生みだし、自然界の四大元素の精霊達と共にポレヴィークを封じ込める事に成功したのでした。
精霊と神の使いの分身セドナの集中した壮大な力によりその大陸はくされ寂れた世界を庇うかのように隔離し、天空高く上っていったのです。

やがて大地に緑が再び蘇り、人々が活気を取り戻した時代。
その神の使いの分身セドナと精霊王たちの活躍は吟遊詩人の詩になり、おとぎ話になり語り継がれていきました。
大地の人々はその天高く昇った大陸をこう呼ぶのでした。

―空の使いの見張る帝国エルドラド、と… ―

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